こんにちは、タテガミELECTRIC akaこだまです。僕は真夜中にハイテンションになると、自撮りをしまくる傾向にあります。
本題に移ります。今回は、最近聴いた音楽を日記みたいな感じで記録する記事です。不定期で続けられたらいいけど、#2をやる可能性は結構低いです。ごめんなさい。
10月11日 ASIAN KUNG-FU GENERATIONについて
まずはアジカン。2024年10月上旬の生活はアジカンによって彩られました。
本当に、ここまで集中的に一つのバンドを聴くことは今までほぼなくて、「他の作品も気になるぞ」と思わせてくれるアジカンには感謝しかありません。ありがとうございます。
とはいっても、よく聴いているのは「君繋ファイブエム」から「マジックディスク」あたりで、「ランドマーク」からはゴッチの発声が無理になってきたので聴いてません。これは本当にどうしようもないですね。上に貼った画像を2009年あたりの画像にしたのも、最近の画像を貼ると最近のも聴いてると思われるからです。
「マジックディスク」、「新世紀のラブソング」
今日(10/11)は「マジックディスク」を聴きました。このアルバムを初めて聴いたの昨日なんですが、いい曲が多くて大変嬉しいです。
たとえば「新世紀のラブソング」。ヒップホップ的なビートから始まり、逆再生ギターとリズム隊が静かめに曲を立ち上げる。逆再生のギターが、ここまで非サイケデリックに鳴っているというのは、意外と今までなかった発想かもしれません。
そして歌。僕が好きなところは「朝方のニュースで~」のところは主メロの奥にハモってるのかよく分からない低音のボーカルが入っているけど、「愛と正義を~」のところで一瞬ユニゾンになり、「僕らは奪い合って~」で奥のハモリが1オクターブ上になり、「何もなかったように」の「なかったように」で完全に別の音程になるとこ。ハモリがここまで動き回っても破綻してないのがすごい。
そして「変わりない日々をひたすら消費」からアジカンお得意の四つ打ち!俺アジカンの四つ打ち好きなんですよ。
「確かな言葉が見当たらない」からは、キタケンのメロディアスなリードギターと四つ打ちという、アジカンの十八番とも言えるような展開なのに、どこか今までのアジカンと違う。「アジカンらしさ」を残しつつ変化したこの「マジックディスク」のオープニングにふさわしい名曲だと思います。
他にもタイトルトラックや「ラストダンスは悲しみを乗せて」、「橙」など好きな曲はあるんですが、上の文章のような熱量で書くのはまた今度にします。普通にアルバムレビューとして投稿できそうだし。
その他のアルバムの話
CDで持ってるのは「君繋ファイブエム」、「ソルファ」、「ファンクラブ」の3枚で、ウォークマンに音源を入れて通学中とかによく聴いているのですが、この前塾から帰るときに夜の街の少し冷たい風を感じながら聴いた「ファンクラブ」の後半が良かったです。特に「バタフライ」。
あと、僕は「君繋ファイブエム」や「ソルファ」を流しながらその収録曲をギターのパワーコードガシガシコピーするのが大好きなんですが、「ファンクラブ」の曲でそれをやろうとしたとき、「あれ、単純なパワーコードのストロークが少ないな」と気づいたんです。おそらく、「君繋」と「ソルファ」の時点ではゴッチの弾き語りのデモを中心に作ってたと思うんですが、「ファンクラブ」はセッションで曲を作っていったらしいんです。だからそれが理由で単純なパワーコードが減って複雑なプレイが増えていったのかなと思いました。
ただ、単純なパワーコードでガンガンギターを弾くのが好きなので、「ファンクラブ」の曲をコピーする気は起きないです...苦笑。
「ワールド×3」と「サーフブンガクカマクラ」と「未だ見ぬ明日に」はまだ聴いてないので楽しみです!イェイイェイ。
10月17日 P-MODELについて
自分の中でのアジカンブームが終わりかけています。その後に自分の中でブームが来そうなアーティストがこのP-MODELです。
「potpourri」、「いまわし電話」
今日(10月17日)はP-MODELの「potpourri」を聴きました。
僕はだいたい聴く音楽と言えばロックなので、P-MODEL初期のロックバンド時代のアルバムは好きです。特に好きなのはピコピコしたシンセが動き回る一枚目の「IN A MODEL ROOM」ですが、彼らが「脱・テクノ宣言」を行ったというアルバム「potpourri」も気になったので聴きました。
簡潔に言うと、「かなり好きだけど居心地が悪いから疲れる」という感じです笑。
XTCなど、テンションが異常に高いニューウェーブは大好物なのでもちろんこの「potpourri」は好きです。だけど、XTCがユーモラスで素っ頓狂なテンションで怒りを歌う竹中直人的(?)な音楽性なのに対し、「potpourri」はとても閉塞的で、のたうち回りながら叫んでいるような音楽性なので、聴いたときに得られる興奮は別物ですね。
さあ、「竹中直人的」という言葉使いたかっただけの長い文章を越してくれたみなさんに感謝を述べます。ありがとうございます。
この「potpourri」の好きなところ、それはこの上なく奇妙なロックなのに、なぜか踊れるリズムがあるところです。すごく気味が悪くて非メロディアスなのに、なぜか中毒性があるのは、前につんのめる軽い感触のドラムと高音域のノブを0に設定したようなこもった音のベースの相性が抜群だからでしょう。
たとえば「いまわし電話」。忙しいドラムと4分音符で刻むベースがやはり相性抜群。そこに乗るのは右に振られたチープなオルガンと左のクリーントーンギター、そして一瞬裏声になったり囁き気味になったりするハイテンション極まりない平沢のボーカル。自分が求めるニューウェーブ像がこの曲に詰まっているかもしれません。
10月24日 syrup16gについて
P-MODELを集中的に聴く期間が終わったあとに待っていたのは、「ほぼsyrup16gしか聴くべき音楽が分からない期間」でした。本当に、syrup16g以外に何を聴けばいいのか分かりません。だからsyrup16gばかり聴いています。
2年前くらいからかなり聴いていて、自分の体にも相当馴染んでいるバンドではあるのですが、まだ飽きないですね。むしろ、前聴いて印象に残らなかった曲が今になって輝いて聞こえる。
「サイケデリック後遺症」
いつもは「COPY」、「coup d'Etat」、「HELL-SEE」の収録曲を中心に曲を聴いているのですが、ここ数日リピートしているのは「delayed」収録の「サイケデリック後遺症」、そして「delaydead」収録の「これで終わり」、「明日を落としても」です。
「明日を落としても」は昔から印象には残っていて、弾き語りをすることもたまにありましたが、すごく気に入ったのはここ数日。あと2つは完全に忘れてて、「Spotifyの再生回数が多いから聴き返すか~」と思って聴いたらスパーンと心に来てしまいました。
今回は「サイケデリック後遺症」について。上述の通り、数日前までは歌詞もメロディもほぼ覚えていなかったんですが、ふら~っと聴いたらめちゃくちゃ食らいました。なんですかこの凄まじく美しい曲は。
まず曲。五十嵐隆はキャッチーでありつつ美しいメロディを書く天才ですが、この曲のメロは割と「美」寄りですね。1番と2番で歌詞同じなのにメロが結構違うとか、少し複雑な展開をみせます。それでも徹底してキャッチーで耳なじみがいいのは本当にすごい。それとこの人、自分の声の特長を理解してそれを活かすような曲を作りますよね。憎たらしい!!
曲の展開は、AメロとBメロはメジャー調で優しく穏やかなのに、サビで急にマイナー調になりコーラスがズシンと重く来るというもの。J-POP的な考え方ならサビで突き抜けるのが定石なのに、ここまで暗い低音コーラスが来たら強烈に感じますよね。ただ、「印象に残るサビになっている」という観点で見れば意外と遠くないのかも?あと、ライブテイクでの中畑のコーラスも味わい深いですよ。
そして歌詞。正直、面と向かって考察するのは今日が初めてです笑。僕がsyrup16gを聴いてるときって大体は「この人の声カッコいいな~綺麗なメロディだな~」くらいしか考えてないので....
夢をみせて 土曜日の午後に
舞い降りた天使は 途方に暮れた様に
<中略>
子供に還る 君が微笑む
君が欲しいとせがむ
あの日飾った 特別な虹を
サイケデリックな後遺症と 呼ぶのでしょう
この曲、僕は普通に失恋の歌だと思っています。「土曜日の午後に舞い降りた天使」との甘い生活の中で、主人公が「子供に還る」ように甘えたり、「君」(天使?)がそれを受けて微笑んだりして、主人公が「君が欲しい」とせがむ。
しかし、のちに分かれてしまい、「君」との甘い生活が忘れられずに「後遺症」となって現在に支障をきたしている。
サビの別れを思わせる歌詞のところでマイナー調になるのは、悲痛な雰囲気を感じさせる効果として非常に素晴らしい。過剰に悲しくないし。
まとめ
ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございます。冒頭で「#2はないと思う」とぬかしましたが、普通にやるかもしれません。ここまでマイブームがころころ変わると、その都度備忘録を書いて、後で見直した時に面白いと思うので。ではまた、別の記事かXで会ってください。それでは!!